「収納が全くない部屋って、どうやって片付ければいいの?」「部屋が小さくてクローゼットもない…家具を置く余裕もない…」そんな悩みを抱えている方は珍しくありません。
収納がない部屋は、ただ家具を増やすだけでは逆効果です。狭く、圧迫感が強まり、むしろ暮らしにくくなってしまいます。
この記事では、収納が全くない部屋でも快適に過ごせるレイアウト術や収納の工夫を解説します。限られたスペースでもスッキリ暮らしたい方は必見です。
収納が全くない部屋のレイアウト戦略

収納がない部屋では「空間をどう使うか」がすべてです。床にモノを置かず、縦の空間や壁面を活用することがカギになります。
特に6畳などの狭い部屋では、床面積をいかに空けるかがポイント。床に置く収納家具は、限られたスペースをさらに狭く見せてしまうため注意が必要です。
視線より上の空間や壁を活用することで、床の面積を空けながら収納力を高めることができます。
また、部屋を機能的に使うためには、ゾーニングが重要です。服や寝具、小物類などを目的別にエリア分けすることで、散らかりにくく、整頓された印象の部屋になります。
限られた空間を最大限に活用するために、レイアウトの工夫が収納力と快適さを両立させましょう。
収納ゼロの部屋でありがちなNG配置

よくある失敗が「とりあえず家具を壁際に並べる」配置です。
一見、空間を広く使えているように見えますが、実は圧迫感を生む原因になります。壁に家具をベタ付けすると視界が遮られ、部屋全体が重たく見えるため注意しましょう。
特に、同じ色や素材の大型家具を複数設置してしまうことで、部屋が単調に見え、閉塞感を感じやすくなります。配置を考える際は、動線の確保や奥行きを抑えた家具選びなど、視覚的な抜け感を意識した工夫が必要です。
また、収納家具を置くだけでは不十分です。動線が悪くなったり、使いづらくなったりしてしまうため、家具の高さや奥行きを見極めて、視界を遮らない配置を心がけましょう。
レイアウトで収納力をアップさせるポイント

収納がない部屋でも、レイアウト次第で収納力を引き上げることは可能です。例えば、以下のレイアウトのように「しまう」から「見せる」への発想転換がポイントとなります。
壁面を使う | 壁にシェルフやフックを取り付けて、空中に収納スペースを確保。 |
見せる収納 | 収納用品そのものをデザイン性のあるアイテムにすることで、生活感を減らしつつ収納。 |
ゾーニング | 服、布団、小物など用途別に収納ゾーンを分けることで管理がしやすくなります。 |
収納グッズや家具をインテリアの一部として組み込むことで、部屋全体のデザインにもまとまりが生まれるでしょう。
また、限られたスペースを無駄なく活かすためには、縦のラインを活用した収納が効果的です。天井近くまで使える棚や突っ張り式のハンガーラックは、床面積を奪わずに多くの物を収納できます。
さらに、使う頻度に応じて収納場所を分けると、使い勝手も向上します。よく使うアイテムは手に取りやすい場所に、シーズン物や予備のストックは視線より上やベッド下などへ。
こうしたメリハリのある配置が、収納力と暮らしやすさの両立に繋がります。
背面収納を活用する

家具の「背面」や「裏側」も貴重な収納スペースです。
特に、背面に棚がついたテレビ台やソファは、空間を無駄なく使えるためよいでしょう。壁面に取り付けるウォールシェルフは、視線より上の空間を有効活用でき、圧迫感を感じにくい点が魅力です。
また、家具の背面やデッドスペースを活かす工夫は、限られた空間を最大限に使うためのテクニックです。テレビ台の背面を収納棚にして配線を隠したり、小物をスッキリまとめたりすることで、見た目にも美しく、掃除もラクになります。
例えば、ベッドやソファの背面に棚板をつけるだけでも、ちょっとした収納スペースが生まれ、リモコンや雑誌などを置く場所として機能的です。目立たない背面収納を活用して、生活感を抑えましょう。
動線を塞がず見せる収納を組み込む

動線を妨げない収納は、快適な部屋づくりのポイントです。収納を「視界に入るインテリア」として捉えると、圧迫感なく使えるため、通路の確保と視界の抜け感は、狭い部屋では大切なポイントです。
オープンラックやスチールシェルフなどを使って、部屋の中心を避けた配置にして床の余白を意識すると、部屋全体が広く見えるためおすすめです。
また、見せる収納は物を置くだけではなく、色味や素材、レイアウトに気を配ることでディスプレイのように魅せることができます。
例えば、モノトーンで揃えたり、同じバスケットを使って統一感を出すなど、ちょっとした工夫でグッとおしゃれになります。収納棚を壁際に配置しすぎず、あえて空間に余白をつくることで、開放感のある空間が演出できるでしょう。
収納場所をゾーン分けする

収納がない部屋ほど「なんとなく収納」はNG。収納場所をエリアごとに決めて管理すると、モノが散らかりにくくなります。
・洋服は壁際のハンガーラックにまとめる
・小物はベッド下やチェストへ
・布団は圧縮して棚に立てかける
ゾーン分けには、アイテム別・使用頻度別・生活動線別の3つの基準を意識すると効果的です。
洋服、日用品、寝具などジャンルごとにエリアを分け、よく使うものは手前や目線の高さ、あまり使わないものは上部や奥へ収納することで、無駄な動作も減りスムーズに生活できます。
また、ゾーンごとにラベリングや色分けをすると、家族と共有する空間でも整理がしやすくなるためおすすめです。
【用途別】SESAMIおすすめ収納家具
収納が少ない部屋では、ただ収納力のある家具を選ぶだけでは不十分です。収納に困る部屋では、インテリアに溶け込む収納家具の活用が有効です。
SESAMIの家具は、おしゃれで実用的なアイテムが揃っており、限られた空間を無駄なく使える工夫が詰まっています。
では、収納がない部屋におすすめの家具を用途別に紹介します。収納が全くない部屋でも、収納力も見た目も妥協しない「ちょうどいい暮らし」を叶えましょう。
【本棚】本以外にも使える万能収納棚
収納がない部屋では「見せる+隠す」を両立できる本棚が重宝します。書籍の収納だけではなく、日用品・文房具・小物類までまとめられる多用途収納を選びましょう。
例えば、スライド式なら奥行きを無駄にせず収納量を確保でき、扉付きタイプなら生活感を隠してすっきりとした印象に。本が少ない方でも、飾り棚やディスプレイスペースとして活用することで、空間のアクセントになります。
また、高さを活かしたスリム本棚は、省スペースで収納力を確保したい方におすすめです。
【おすすめ家具】スライド本棚 JS85-90OP
SESAMIのスライド本棚は、幅90cmほどのコンパクト設計ながら、驚くほどの収納力を発揮します。
前面をスライドさせることで奥の棚にスムーズにアクセスでき、文庫本やコミックはもちろん、雑誌や小物までしっかり整理できます。出し入れも簡単で、本の背表紙が隠れず一目で探せる点も魅力です。
また、シンプルで清潔感のあるデザインはどんなインテリアにも馴染み、リビングや書斎はもちろん、寝室の一角にもぴったり。収納が少ない部屋でも、効率よく整理したい方におすすめの一台です。
【おすすめ家具】扉付本棚 コミックラック<VJ97-90>
扉付きタイプのコミックラックは、中身をしっかり隠して生活感を抑え、部屋をすっきりと見せられる点が大きな魅力です。漫画や文庫本はもちろん、雑誌やCD、小物類まで幅広く収納でき、ホコリが入りにくいので大切なコレクションの保管にも向いています。
また、奥行きが浅めで省スペースに設置できるため、ワンルームや6畳程度の部屋にも置きやすい設計に。収納が少ない部屋やリビングでの整理整頓に役立つ一台です。
【おすすめ家具】3連スリムラックセット ハイタイプ
3連式のラックは、省スペースでもたっぷり収納できる優れものです。奥行きを抑えたスリム設計ながら高さをしっかり活かせるため、床面を圧迫せずに収納力をアップできます。
シンプルで無駄のないデザインなので、どんなインテリアにも馴染みやすく、収納するアイテム次第で見せる収納としても楽しめます。雑誌や小物、日用品をすっきり整理でき、狭い部屋や収納が少ない空間にぴったり。コンパクトながら自由度の高い収納スタイルを実現する一台です。
【クローゼット代用品】見せるハンガーラック
クローゼットがない部屋では、服の置き場が悩みの種。そんなとき頼りになるのが、インテリア性も兼ね備えた見せるハンガーラックです。
ラックに洋服を掛けることで、ショップ風の見せる収納が完成し、生活感を抑えつつ衣類を整理できます。棚やバーが付いた多機能タイプなら、帽子やバッグなどもまとめて収納可能に。
下部にチェストや収納ボックスを追加すれば、下着や小物までスマートに管理できます。選び方次第で、ハンガーラックは「おしゃれな収納空間」に変える主役となるでしょう。
【おすすめ家具】収納 クローゼット ハンガーラック<Anri/AN100-80H>
ハンガーラックがセットになった収納棚は、クローゼットがない部屋にぴったりのアイテムです。
木目調の棚板とスチールフレームを組み合わせたシンプルなデザインは、洋服を掛けるだけでおしゃれな「見せる収納」を実現します。上段のハンガーバーにはシャツやジャケット、下段の棚にはバッグやシューズを置けるので、限られた空間でも効率的に衣類や小物を整理できます。
収納を増やしながら部屋の雰囲気を崩さず、すっきりとした暮らしをサポートする一台です。
【おすすめ家具】クローゼット 収納 ハンガーラック<Anri/AN150-80H>
幅80cmと省スペース設計ながら収納力は十分で、収納不足に悩む部屋に心強い味方となるアイテムです。高さをしっかり確保しているため、ロングコートやワンピースなど丈の長い衣類もきれいに掛けられ、シワを防いで整理できます。
シンプルながらもスタイリッシュな印象を与え、置くだけで魅せるクローゼットが完成します。収納とデザインの両立を求める方に最適な一台です。
【おすすめ家具】LAFIKA(ラフィカ)ハンガーラック LF180-80H
LAFIKA(ラフィカ)のハンガーラックは、見せる収納をおしゃれに演出できるスタイリッシュなアイテムです。高さがしっかりあるため、ロングコートやワンピースも余裕をもって掛けられ、日常使いの衣類をすっきり整頓できます。
ラック下には収納ボックスやシューズを置けるスペースがあり、上下をフル活用できるのも魅力です。ワンルームや収納の少ない寝室に最適で、洋服を魅せる感覚で整理整頓が楽しめます。
【おすすめ家具】alla(アラ)チェスト 4段<AL90-45H>
alla(アラ)のチェストは、コンパクトながら高い収納力を誇ります。
幅45cmのスリム設計で、ワンルームや6畳の部屋でも無理なく設置でき、ちょっとした隙間を有効活用できます。4つの引き出しには衣類や下着、タオルなどをきれいに分類して収納できるため、毎日の整理整頓がスムーズに。
木目調のシンプルなデザインはインテリアに馴染みやすく、他の家具との相性も抜群です。クローゼットがない部屋や収納不足で悩む空間に、すっきりとした暮らしをもたらしてくれるでしょう。
【キャビネット・チェスト】隠す収納の王道
部屋の見た目をすっきりさせたいなら、「隠す収納」の代表格であるキャビネットやチェストが最適です。オープン棚に比べて中身が見えないため、生活感を一気にカットでき、急な来客時にも安心です。
高さを抑えたローボード型は圧迫感がなく、上部をディスプレイスペースとして活用できます。引き出しタイプなら衣類や日用品などを整理しやすく、狭い部屋でも配置に困りません。
「収納がない=ごちゃつく」悩みを解消できる、見えない収納の味方です。
【おすすめ家具】alla(アラ) キャビネット AL90-90C
幅89cmの程よいサイズ感で、リビングや寝室、ワンルームなど幅広い空間に対応可能です。生活感の出やすい小物や書類をすっきり隠せるため、部屋全体が落ち着いた印象にまとまります。
ナチュラルな木目調のデザインはどんなインテリアとも調和し、シンプルながら温かみのある雰囲気を演出。収納不足を解消しながら、暮らしに上質な彩りを添えてくれる万能キャビネットです。
【おすすめ家具】neine(ネイン)キャビネット NIN82-120C
neine(ネイン)のキャビネットは、大容量の収納力とスタイリッシュなデザインを両立ができます。
幅120cmのワイド設計で、衣類や雑貨、日用品までまとめてすっきり整理可能。扉付きタイプなので中身を隠せ、生活感を出さずに部屋をきれいに見せられます。
落ち着いたカラーリングとシンプルなフォルムは、モダンやナチュラルなど幅広いインテリアに調和しやすく、リビングや寝室、ワンルームの収納家具としても最適です。天板部分は広々としているため、テレビボード代わりに使ったり、お気に入りの雑貨やグリーンを飾ったりと多用途に活用できます。
【おすすめ家具】チェスト 4段 スリム <HELM/HM90-45H>
省スペースながら高い収納力を備えたスリムタイプのチェストです。
幅45cmのコンパクト設計で、狭い部屋や家具の隙間にも無理なく設置可能です。天板部分はちょっとした置き場として活用でき、時計や植物を飾ればディスプレイスペースとしても楽しめます。
シンプルで直線的なデザインは圧迫感を与えず、どんなインテリアにも馴染みやすい点も魅力。収納不足を補いながら、限られたスペースを無駄なく活用できるチェストです。
収納がない部屋でも快適に過ごすテクニック

家具やレイアウトを工夫しても、収納スペースが足りないと日々の暮らしはストレスになりかねません。ストレスにならないために大切なポイントが「使い方のルール」です。
どこに何を置くか、どんな順序で使うかなど、日常の動作に合わせてルールを設定することで、自然と部屋が散らからず、快適さをキープできます。
では、収納の少ない部屋をスッキリ保つための習慣や考え方を紹介します。
定位置管理で散らからない部屋に
収納がないからこそ、定位置を決めることが大切です。
よく使うモノの置き場があいまいだと、つい出しっぱなしにしてしまい、すぐに散らかった印象になります。例えば、鍵やスマホは玄関横のトレイ、読みかけの本はベッドサイドのラックなど、アイテムごとに「ここに戻す」ルールを作りましょう。
また、一時置き場と常設の収納場所を区別することで、仮置きのものも自然と循環します。習慣化すれば、片付けにかかる時間も労力も最小限に抑えられるでしょう。
定期的な見直しで収納力の最適化
限られた収納スペースを有効に使うには「使わないものを溜め込まない」ことが基本です。季節の変わり目や引っ越し前後など、タイミングを決めて定期的に収納の中身を見直すことがおすすめです。
生活スタイルの変化に応じて、収納場所や収納方法を柔軟に変えていくことで、暮らしやすさが格段にアップします。
例えば、服ならワンシーズン着なかったもの、雑貨なら半年以上使っていないものは見直しの対象です。「今の自分に必要なモノ」を意識して、快適な空間を保ちましょう。
収納が全くない部屋でもレイアウト次第で快適に!

収納がまったくない部屋でも、工夫次第で驚くほど快適な空間に変えられます。
快適な空間をつくる3つのポイントは「家具の選び方」「空間の使い方」「モノの管理方法」です。収納力が高いだけではなく、見た目やサイズも部屋に合う家具を選ぶことで広く見せることができます。
家具を選ぶときは、収納量に加えて「レイアウトに合うか」「多用途に使えるか」を基準に考えると無駄がありません。収納がないことをデメリットと捉えるのではなく、自由にレイアウトできる余白と考えると、部屋づくりの可能性が一気に広がります。
自分らしい快適な暮らしの第一歩として、今日から少しずつ工夫しましょう。